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雑談しようよ

無職だってGWはGWしたい

<1>

国立新美術館で開催中のメトロポリタン美術館展に行った。いつでも行けるのにGW最終日に行かんでも…と思いつつ、行きたいと思った時に行くのが楽しいのじゃと自分で自分を説得して出かける。予約制だけど、やっぱり物凄く混んでて嫌だった。

 

が、それを補って余るほどの良さ!!

西洋絵画のわかりやすく美味しいところだけ集めましたみたいな、ルネサンスからポスト印象派までの作品群。画家の8割くらいは私でも知ってる人だし、1画家に1つくらいの割合で解説がついていて丁寧。時代軸に分けていろんな絵画を見られるのは大きな美術館展ならではだし、絵画の歴史が自然と頭に入ってくるからいいよね。混むのも仕方ない。

 

個人的には、寓意画がおもしれ〜〜ということと、ルネサンス印象派の間のロココ調の絵がめっちゃ好みで良かった。輝いて見えた。

あと、これも完全に個人的な感想だけど、12月に見たフィンランドデザイン展の時より、最初から最後までちゃんと鑑賞できて、集中力の回復を感じる。あ〜ちゃん寛解してるわ〜よかった〜。(単純に北欧デザインに興味がなかっただけかもしれん)

 

良すぎて展示室出る前にUターンして、ざっくりもう1周した。ポストカードも5枚買ったし、図録も買った。それくらい良かった。ていうか入場料2100円で、全作品に解説がついてる図録が2900円っておかしくない?バグ???

 

 

<2>

展示を見終わって外のカフェでチルしていると、近くの席に家族4世代(10人くらい)で来ている人たちがいた。絶対嫌でしょ。大勢の人がいる場所に大勢で押しかけるの。しかも、曽祖父母は足があんまり丈夫じゃないっぽいし、曾孫たちは今にも走り出してどこか行きそうな年代なのに。私があの集団にいたら全員がちゃんとまとまって動いてるか気になって美術鑑賞どころじゃない。一体誰がここを提案したの? みんなちゃんと楽しめました? 部外者の私が心配してしまった。

 

美術館にはこの家族以外にも小学生くらいの子供はいっぱいいて、東京には「子供に良いものを見せたい親」がいっぱいいるんだな〜と感心した。子供がちゃんと楽しめてるのかどうかは知らんが。私の地元の田舎にはこんな立派な美術展なんかくるわけないし、「美術館に行く」という遊びを覚えたのは大学生になってからなので、こういう子供たちを見ていると自分は生まれた時から物凄いハンデを背負ってきたんじゃないかと思って可哀想になる。文化格差。

 

<3>

場所は変わって渋谷駅の近く。本当にどうでもいい、多分ほとんどの人は見過ごすようなことだろうけど気になったので書いておく。

私の前方を女性が歩いていて、彼女の前から男性が向かってくる。女性は時折スマホを見ながら歩いていて、男性とすれ違わんとするその瞬間に男性側に曲がって、危うくぶつかるところだった。男性が手前で立ち止まったので、女性はスッとその前を通り過ぎていったが、男性は険しい目つきで女性の背中を追っていた。

こういう場面を見ると、私はハラハラハラハラしてしょうがない。

「あああ、ぶつかりそうぶつかりそう、ああ、大丈夫だったけど今の絶対やめた方がいいよ」とか「わかるよ、むかつくよね舌打ちの1つや2つ出ちゃうよね」とか「まあ、急いでる時とか、慣れない道で急カーブしちゃうこととかもあるからね、しょうがないよね」とか、全方面に配慮(?)してしまう。だから疲れる。やめたい。

 

あと、気温が高くなって薄着で歩く女性が増えるこの時期、毎回思うことがある。

薄手のニットとかの柔らかい素材のボトムス履くときは絶対ペチコート履いたりラインの出ない下着にしような!!!!!油断すんな!!!!!!

色が濃いボトムスでも素材が柔らかいと伸びて透けやすくなるし、その上、下着の色が濃いとばっちり見えるからね。

もちろん痴漢とかそういうことに関しては100%痴漢する方が悪いから「そんな格好してる女性が悪い」とか「痴漢されないために自衛しろ」とか言いたいんじゃなくて、(見せる用のじゃない)下着が見えるファッションって普通にだらしないしダサいから視界に入ってくんなという意味で大声で言いたい。こっちだって見たくないんじゃ。

 

以上、久々に外に出たら社会は刺激が強すぎて無職にはきつかったというお話。

おしまいでーす。